皆様は沖縄に行ったら何を思い浮かべますか?
キレイな海ですか?それとも美ら海水族館?再建中の首里城?
沖縄には有名な観光名所が多くて悩みますよね。
そんな中、沖縄に自然に囲まれ、その土地に足を踏み入れたらそこはジブリの世界という場所はご存知でしょうか?
そこの宿泊施設名「民宿海山木(みんしゅくみやぎ)」の魅力をたっぷりご紹介いたします。
コロナの旅行規制も緩まってきているため、今から沖縄に行こうと思っている方も、沖縄の多くを知っている方も魅力たっぷりの海山木に宿泊して、沖縄の自然を体験してみてください。
また、最後の方にはこの民宿、海山木の宿泊に向いている人、向いていない人をまとめております。
海山木の魅力を読みながらご自身に合うか想像しながら読んでみてください。
民宿海山木とは
民宿海山木は沖縄那覇市とは真逆の最北端、辺戸岬やヤンバルクイナ展望台も超えた山の中にあります。
辺戸岬から来るまで向かっていると急に視界が広がり、人が住んでる村(集落?)が出てきます。
その奥にあるのが「民宿海山木」。
民宿にたどり着くのも少し苦労しますが、小さくはありますが看板なども用意がありますので、キョロキョロと見渡して民宿に向かえば到着できます。
駐車場から民宿までの道も、民宿オーナーが手をかけてデザインしているらしく、民宿に向かっている時から自然だらけのジブリの世界観。
その途中の自然の中にはキレイな花やリュウキュウイチゴが生えていたりなど、沖縄独特の植物を堪能できます。
見たことない植物も散策できるため、好奇心旺盛な方は民宿に着くまでの間、知らず知らずに多くの時間が経っていると思います。
山の自然だけでなく沖縄といえば海という方のために、民宿から少し歩けば海水浴ができる砂浜も出てきます。
沖縄の人気観光地と違い、沖縄の最北端にはそこまで人が来ないため、こちらのビーチはほぼ貸切状態で海を満喫できます。
観光地のビーチと違って、設備が整っているわけではありませんが、沖縄の海をのんびり堪能するには素晴らしい場所となります。
また、こちらの海でも沖縄ならではの海の生物がいてますが、日によってはクジラなども見れるビーチになっております。
これだけ聞いても贅沢ですよね。
話を民宿に戻すと、木々に覆われた道を進むと民宿に到着します。
先程説明した民宿までの道もですが、民宿すらオーナーが何年もかけてリフォームして完成させた建物とのことでした。
民宿に着くまではジブリの世界感だけでしたが、民宿に着くとシーサーが迎え入れてくれるため、沖縄×ジブリの世界観を堪能できます。
民宿内の設備としては和室にあるゆったりと出来る、屋根付きオープンテラス、そして何より民宿名物の一つが岩風呂でございます。
露天風呂ではないのだが、ガラス戸越しに沖縄の自然を堪能できて、ゆっくり出来るひとときを過ごせることは間違いないです。
ここまで自然が堪能でき、お風呂の施設まで整っている沖縄の宿泊施設は大変珍しい場所となります。
注意といたしまして、夏場にこちらの施設にお邪魔すると虫が大変多く発生しております。
蚊に刺されたりもしますので、虫が苦手でなくとも虫予防対策は絶対していきましょう。
沖縄の人の暖かさに触れられる料理の時間
夕食の時間になると調理された美味しそうな料理が大皿に盛り付けられて並びます。
民宿によくある、1人1人に盛り付けられた料理ではなく、中華料理や高知県のさわち料理を思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
また、これをひ1家族だけで囲うのではなく、宿泊客全員で囲炉裏を囲んで食事を楽しむため、色々な人とお酒を飲みながら楽しく会話できるのも楽しい一時です。
ちなみに囲炉裏を囲みますが、そちらの囲炉裏では料理などは出来ず、雰囲気で料理を美味しくする効果のもの=ただのインテリアとなりますので勘違いがないように追記しておきます。
食事を美味しく頂いていると、開放感(プラスお酒)からの現象でしょうが、この食事では今まで一度も会ったことがない家族や旅人とここで初めて顔を合わせたりもするのですが、誰一人として嫌な顔せずに和気藹々と会話を楽しめているのが不思議な時間です。
料理も海の幸だけでなく、山の幸もたっぷりの中、沖縄といえばのあおさの天ぷらやゴーヤチャンプルなど沖縄らしい料理も並んでおりました。
言わずもがな、どの料理も濃すぎない味付けでおいしくいただけます。
この料理もメニューが決まっているわけではなく、オーナーがその日に手に入れれた海の幸や山の幸から献立を決めて、我々に振る舞ってくれているみたいです。
あとから聞いた話ですが、自然の食材を安定的に取るのは不可能なので、日によってはお魚が出せない日もあったりするとのことでした。
都会で年がら年中なんでも食べれている地域では考えられませんが、その時の旬な食材で料理してくれているため、料理が本当に美味しく召し上がれるのだと思います。
料理を堪能していたら民宿のオーナーが直接挨拶に来てくれます。
このオーナーさん、見た目は仙人みたいな見た目です、がすごく優しい方で話も面白い方でした。
すごく面白かったのが、魚や山の幸などを持ち込んだらオーナーが直々に調理してくれるらしく、持ってきてくれた人には泡盛を1杯奢ってくれるという特典がついてきました。
この特典はノリで発言したのか、いつもつけている特典なのかの真偽は不明です。
そして、オーナーさんはおしゃべりが好きなのだと思いますが、こちらが面白おかしく話を聞いて会話していると同じテーブルに座り込んで、我々の一員と言わんばかりにくつろぎ始めます。笑
そしてそのまま泡盛を飲み始め、最終は何を言っているのかわからないくらいの状態になります。
そのまま放置していたらただの酔っ払いのおっさんになってしまうのですが、そこをしっかり調整してくれるのがオーナーの奥さんです。
オーナーと真逆のような性格をしており、この施設は二人で育てていった施設なんだろうなと感じられてほのぼのいたします。
都会や普通のホテルだったら何しているの?と言いたくなるような行動ですが、沖縄でありこの施設であるから許せる、むしろありがとうと言いたくなる感覚が不思議です。
ちなみに余談ですが、お昼はワンコインでお弁当も作ってくれます。
沖縄那覇市内と海山木どっちがオススメ?
どっちがオススメとなると甲乙つけ難いですが、こちらの民宿は沖縄に住んでいる方でも常連の人がいるくらい、ハマる人にはハマる施設になっています。
その気持ちは一度行けばすぐに分かりますが、何もしなくても充実感を感じられる空間、人の暖かさを感じられるオーナーさんやその奥さん、そして何より沖縄の都心では味わえない数々の美味しい料理。
今や便利な世の中になっているので、携帯の電波が届かなかったり、電子マネーやクレジットカードを使えないなどの不便さはありますが、その不便さを考えてもこの充実したジブリの世界は堪能するべきです。
ただ、周りに数多くのエンターテイメント施設があるわけでもないので、一度訪れて本当に良いなと思ったり、沖縄の都心施設に行き尽くした人などはぜひ一度訪れて、ご自身の体験からどちらがいいか、どちらも良いのかなどを感じてください。
この民宿に向いてる人
- 自然が好きな人
- 色んな人との交流を楽しみたい人
- 沖縄の色んな魅力を堪能したい人
- 現実離れした体験をしてみたい人
この施設に不向きな人
- 虫や自然が苦手な人
- 人見知りが激しく、旅行は一人旅がお好みの人
- 携帯やタブレット、支払い方法はクレジットカードなどのキャッシュレスで行いたい人
- じっとしてる時間が苦手な人
まとめ
沖縄には都心だけでなく、いろいろなところに魅力があります。
そのうちの1つが海山木ですが、沖縄都心にはない沖縄の自然を楽しめます。
世の中が便利になってきて、スマホでゲームをして時間を潰したり、パソコンやタブレットでyoutubeを見たり、今時間をつぶす方法はいくらでもあります。
ただ、忙しなくなってきた世の中になってきたことも事実としてあり、SNS疲れという言葉すら出てきてしまう世の中です。
そんな中「何もしなくても幸せな時間」というものを感じることは少なくなってきていると思います。
人と接しても、壁を作ってしまい自分の本音を出せず殻に閉じこもって仕舞うこともあると思います。
時間を作ったり、わざわざ沖縄まで出向くのも大変かもしれませんが、一度日本国内でジブリの世界に入った感覚になれる海山木でゆっくりした時間で、自分に向き合いながら、充実した時間を過ごしてみませんか。